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こんにちは、naoです。
今日は潜在意識と顕在意識に関する興味深いトピックを紹介します。
ー 私たちが意識的に何かをしようと意識するよりも前に脳の活動が始まっている ー
カリフォルニア大学サンフランシスコ校の生理学者ベンジャミン・リベット(1916 – 2007)が行った実験により、次の2つの事柄が示唆されました。
1点目は、人間は目の前でその出来事が起こった約 0.5 秒後になってからその出来事を意識するという事、そしてそれを意識した時には、0.5 秒前 に生じた出来事として、意識の方で時間が補正されて認識される、つまり、意識としては、その遅れに気づかないような(リアルタイムで認識していると思わせる)構造になっている事です。
2点目は、人間が自由意志に基づいて行動を起こそうとする場合に、自由意志をもとに脳に命令を発する約 0.5秒前にすでに無意識のうちにその神経活動は始まっていて、その行動を起こそうとする意識が現れるのはそのたった 0.2秒前という事です。
私達は、感覚上で一連の出来事は、
意思決定(原因)→ 行動(結果)
という流れで起こると認識していますが、上記の実験結果が真実なら、
?→ 脳活動(原因)→ 意思決定(結果)&行動(結果)
ということになりますね。
つまり、「何かをしよう」という意思は顕在意識が調整管理したものではなく、『別の何か』に根ざして始動したものであるという驚くべき結論が導き出されます。
つまり自分で決定したと思っていた行動は、決して自由意志で動いたのではない、と。
ただしリベットは、自由意志は意志プロセスを起動しないものの、その行為を直前で中止することはできるとして、自由意志の存在を擁護しています。
以上が紹介するトピックの内容でした。
でも、この『自由意志は脳信号への抵抗しかできない』なんて結論をそのまま受け取ったら、人生途端につまらなくなってしまうと思いませんか?
私は、『別の何か』とは、潜在意識だと考えています。
潜在意識は必要な学びを得るため運命に従う行動をとらせるように働き、顕在意識はより実体験として強く人生の喜びを感じる(役になりきる)ためにあるのかなぁなんて思っています。
なので目の前の展開は潜在意識にお任せ、自分は人生酸いも甘いも味わい尽くすことに徹しようと思うんです。
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